お題 人生で一番やり込んだゲーム
お題を見たら当時の記憶がよみがえりました。
やり込んだのは、「高機動幻想ガンパレード・マーチ」!
何時間プレイしたのか、覚えていません。
寝る暇も惜しんでやっていたので、ゆうに200時間は超しているのでは。
初プレイのときは、ろくろく解説書も読まなかったため、いったいゲーム内で何が起こっているのか、まったくわからない。
しかし、なぜか強烈に惹かれるものがあり、途中からちゃんと解説書を読んでプレイ。
でも、やっぱりわけが分からない…
幻獣とはなんぞや?
芝村がどうとうか……どういう一族?
みごとに噛み合わないランチタイムの会話……たのしいのか?
士魂号の秘密とは……?
図書館にある本の内容の意味は??
最初はキャラクターとの会話もうまく合わせられず、猫のブータばかり追いかけていた日々……
次第に慣れて、次に何が起こるかわからない面白さに止まらなくなり、まさかフルタイムで働きながら、毎日深夜までプレイすることになるとは……
(ろくろくキャラクターが育っていない状態で、降下作戦のイベントが起こったり、序盤で熊本城攻防戦が起こったり……心臓をバクバクさせながら「頼むからマーチを唄うな!」と願いながら戦場に立ったり……ほんとうに、なつかしい思い出)
このゲームにはまっていたとき、かの同時多発テロ事件が起こったのですが、当日はそれすら知らずにゲームに没頭していました。
朝になって、届けられた新聞を見て、「アメリカ、ヤバい!」と仰天したダメ人間……
会社では、
「この会社で、リアルタイムでニュースを見ていなかったのはおまえだけ」
と、変な目で見られましたっけ……
しかし何周しても絢爛舞踏章をとれず、うじうじしていたら、当時、離れて暮らしていた弟が、
「攻略本は通販であるよ」
と教えてくれまして。
飛びついてそれこそ隅々まで読み込み、やっとこさSランクをとることができました。
そこにたどり着くまでに、浮気して刺されたり、友達を不慮の事故で失ったり、恋人になったかと思った相手が本部(だっけ?)に呼び戻されてしまったり……
おのれーと唸ってみたり、まちがって異性のトイレにはいってしまったり、いろいろありました。
このゲームに強い影響を受けたわたしは、
「あ、そうだ、このゲームでやっているように、会社のひとたちに一日一回は声をかけてみよう」
と突然に開眼。
「いいうわさ」を立てられるべく、率先していろんな仕事に手を突っ込み、相手に思いつくかぎりの提案をして、ゲーム感覚で仕事をしてみたところ。
おかげさまでアルバイトから準社員へ格上げしてもらったうえ、給料もあげてもらえました。
まさに、ガンパレ様々。
その会社で培ったスキルが役立ち、のちのち転職してからも仕事の進め方に困ることがほとんどありませんでした。
その後、もっと親切設計の面白いゲームをたくさんプレイしました。
しかし、このゲームほどに、人生に強烈な影響をくれたゲームはありません。
自分にとっての、最強に「やり込んだ」ゲームです😊